となりの脳世界 村田沙耶香(2018)読書メモ

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となりの脳世界 村田沙耶香

あらすじ・概要

村田沙耶香さんの15年間のエッセイをまとめた本。ご本人が前書きで『私の脳の中はこんな世界です』と書いてあるように、著者の日々考えていることを知ることができます。

心に残ったポイント

「走らせている人」たち

ここを説明してしまうとネタバレになってしまうので、詳細は書きませんが、私は「走らせていない人」なので、衝撃でした。あまりに衝撃で私も「走らせている人」をやってみようかと思いましたが私は自分が運転するのでチャンスがまだありません。

 

引用と感想

『私はわん太が不憫だった。名前のつけられ方もそうだが、何より、私自身が心の底ではあまりわん太のことを可愛いと思っていないことが、一番不憫だった。私はくう太とわん太を差別せずに、絶対に公平にしよう心に誓った。』

『ちょうどその頃、私は学校で、一番仲がいい子と口をきいてもらえなくなってしまった。私は自分の苦しみを、「完璧な大人」に打ち明けたかった。けれど、「完璧な大人」はどこにもいなかった。

『本や小物などで、どうしてもずっと手元に置いておきたいものを、二つ買ってしまうという癖がある。』

上記3つは、本当にすごく気持ちがわかりました。著者の脳の世界に対して「えっ?そんなこと考えているんですか?」と思うテーマもありましたが、こちらの3つは私のことを書いたのでは?とびっくりするくらい。私も公平に扱おうとしたし、完璧な大人を探したし(見つからなかった)、大事なものはスペアを買うようにしている。

 

『コンビニエンスストア様』

こちらの章は、そのままコンビニ人間の古倉恵子さんが書いたのかなと思うような文章でした。死んでしまう、生まれ変わるという概念は初めてで、、、擬人化?著者の発想は相変わらず素晴らしいです。

 

この本を通して、自分以外の人が普段どのようなことを考えているのかが少しわかった気がします。著者の脳の中を覗かせてもらい、いろんな考えの人がいること、それぞれに悩みやストレスとなるポイントがあることなどわかりました。

関連リンク・参考

インタビューはとても長いものですが、村田沙耶香さんの良さがとても出ていて、私はファンになってしまいました。声や話し方できっとファンが増えると思います。

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